平成25年(2013)10月頃に制作した長財布。完成から間もなく10年が経過しようとしていますが、縫合の糸がほつれて補修が必要になってきましたので、補修してみました。
完成当初との比較
下の写真は10年前に撮影したときのものです。この作品は最初からパーツが切られていた革キットだったと記憶しています。非常にきれいに仕上がっていますね。
そして、10年近く経過したのが写真がこちら。
良い感じに変色しています。10年間、私と共に歩んできたと思うと、なんだか感慨深いものがあります。10年経過していますが、革自体に問題はありません。しかしながら、縫合の麻糸はさすがにボロボロの状態です。
長年の使用により麻糸が摩耗、劣化し、パーツが分解しかかっています。愛着はあるとはいえ、お金を落としたくはないので、メンテナンスしようと思います。自分が制作したものの良いところは、自分で補修できる点ですね。
再縫合
強度が弱くなっている麻糸は全て取り払い、再度縫合し直します。
補修完了
再縫合が終わり、補修完了、昨日から現場復帰です。まだまだ活躍してもらいますね。